ゴルフコースの作り方
ゴルフコースは各ゴルフ場によって形が異なり、同じコースはひとつとしてありません。
そのエリアの地形、高低差、あるいは自然の環境といったものを活かしながら作るというのが、ゴルフコースの最大の特徴です。
とはいえ、まったく自然のままというわけにはいきません。ゴルフコースを作る際には、様々なアプローチが行われます。まず、ティーグラウンドとグリーンをどの位置に設定するかによって、そのコースの距離が決まります。それによって各ホールの難易度も決まるため、非常に重要な決定事項となります。
そして、そのティーからカップまでの間にある様々な障害の配置も決めることになります。バンカーは、基本的に元々そこにある自然の物ではなく、ゴルフ場を設計する際に作る場所を決めます。池や川の場合は、自然を活かすケースもあれば人工的に作るケースもあります。
また、フェアウェイとラフの割合などもプレーの際の難易度に大きく影響するため、どの地点まで芝を刈り取るのかということも重要となります。その他、ゴルフコースを作る上で重要となるのはコンセプトです。そのコースは、上級者向けなのか、初心者向けなのか、中級者向けなのか?
あるいはプロにプレーしてもらうためのコースなのか、素人が仕事等で接待を行うためのものなのか、子供でも楽しめるようなコースにするのか?そういったコンセプトが決まれば、自ずとどのようなコース設計になるのかも決まってきます。
会員制ゴルフ場
実際にゴルフ場を回る前に、まずゴルフ場の種類を知っておく必要があります。
ゴルフ場の種類は、コースのある場所や地形によってだけで決まるわけではありません。
そのゴルフ場の運営方法によっても変わってくるのです。
ゴルフ場の運営方法は、大きく分けると「メンバーシップコース」と「パブリックコース」の2つに区分できます。
この中のメンバーシップコースというのは、いわゆる会員制のゴルフ場です。
メンバーコースとも言いますね。
会員制のゴルフ場とは、会員が資金を出して運営したり、ゴルフ場を経営する会社が会員権を発行し、会員を募ったりして運営を行っています。
日本にあるゴルフ場のうち、約90%が会員制のゴルフ場となっています。
会員制のゴルフ場でプレーするには、そのゴルフ場の会員になる必要があります。
ただ、会員の紹介、もしくは同伴があれば、その当人が会員でなくてもプレーは可能です。
また、中には紹介なしでもプレー可能なメンバーシップコースもあります。
一方、パブリックコースは、会員制ではないゴルフ場を指します。
日本ではあまり見かけないものの、公営のゴルフ場はパブリックコースになっていることが多いようです。
誰でもがいつでも利用できるので、かなり気軽にゴルフを楽しめます。
また、プレー代もそれほどかからないので、友達と週末にゴルフをしたいという時などは重宝するコースです。
今からゴルフを始めようと考えている人は、このパブリックコースがオススメです。